日本のサッカーは、すごく進化していて、育成の大切さやトレーニングの質の大切さを考えるような指導者がたくさん増えてきた気がします。
同時に、お父さん・お母さんもサッカーの事を調べて自主練に付き合ってあげたり、子供たちを取り巻く環境は向上したと思います。
それと同時にメンタル面や単純な子供を育てるという面は、以前より大切さが少なくなってきた気がします。
もちろん、小学生年代から正しい技術。正しい戦術・正しいトレーニングを受けて行く事は非常に重要となります。
でも、それはサッカー選手としての側面だけ見たときです。あくまでも、サッカー選手は人であり、小学生は小学生です。
その小学生は何を学ぶべきなのか?そう考えた時に、中学生より高校生より人間的な部分が重要だと思いました。
小学生から、【出来ない事を解決する力】・【努力の大切さ】・【良い時も悪い時もある事の理解】・【練習の大切さ】・【仲間と物事を進める力】。あげたらキリがありませんが、こういったものを、考え方が柔軟な子供たちに経験させることが、サッカーに専門性が表れたり、より体の構造やトレーニング理論、栄養素の大切さなど、より専門性が出てくる中学生や高校生の前に経験する必要があるのかなと思います。
中学生や高校生でも十分学べることですが、より専門性が増す年代より小学生の方が学びやすいのではないか?
そう思いました。
だって、僕たち大人でも起こることですが、大切ってわかるけど色んな事を考えたら出来ないことってありますよね?
比較的、大人よりそういった出来事が少なめの、小学生年代の方が学ぶべき事なのかなと思います。
だから、勝つのも大切、負けるのも大切、チームが強いのも弱いのも大切なんです。
勝てば、より高み目指す向上心か満足妥協を知ります。
負ければ、勝つための努力を学ぶか諦める事を知ります。
チームが強ければ、人より頑張ろうとする気持ちか挫折を学びます。
チームが弱ければ、自分が引っ張る気持ちか努力の質の大切さを学びます。
どこにいようが、何をしようが、小学生年代では学ぶべき事はたくさんあるのです。